政論(読み)セイロン

世界大百科事典 第2版の解説

せいろん【政論】

政治的意見,理論,主義,思想,政策などを総称する概念で,今日ではほとんど使われないが,明治10年代から20年代にかけて,一定の政治的立場に立って出される政治的言説一般を意味することばとして使われた。とくに,1881年の国会開設の詔勅から帝国議会開幕ごろまでの10年間は政論隆盛の時代で,この時期の前後には天賦人権論などの自由民権説,皮相の欧化政策への反対論としての国粋主義などさまざまな政論が興亡した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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