近来風体抄(読み)キンライフウテイショウ

デジタル大辞泉 「近来風体抄」の意味・読み・例文・類語

きんらいふうていしょう〔キンライフウテイセウ〕【近来風体抄】

南北朝時代の歌論書。1巻。二条良基著。元中4年(1387)成立頓阿慶運兼好ら同時代歌人についての短評本歌取り歌題制詞などの論を収める。

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精選版 日本国語大辞典 「近来風体抄」の意味・読み・例文・類語

きんらいふうていしょう‥フウテイセウ【近来風体抄】

  1. ( 「きんらいふうたいしょう」とも ) 南北朝時代の歌論書。一巻。二条良基著。嘉慶元年(一三八七)成立。頓阿、慶運、吉田兼好藤原為忠、藤原為秀ら当時の歌人についての短評を特色とし、ほかに本歌取り、歌題、制詞などを論じる。名称藤原俊成の「古来風体抄」をまねたもの。近来風体。

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