迦毘羅外道(読み)カビラゲドウ

デジタル大辞泉 「迦毘羅外道」の意味・読み・例文・類語

かびら‐げどう〔‐ゲダウ〕【××毘羅外道】

迦毘羅仙を祖とするサーンキヤ学派に対する仏教側からの称。

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精選版 日本国語大辞典 「迦毘羅外道」の意味・読み・例文・類語

かぴら‐げどう ‥ゲダウ【迦毘羅外道】

[一] (「かぴら」はKapila の音訳) 紀元前四世紀頃、インドサーンキヤ哲学を開いたとされる伝説上の人物
[二] (一)の開いたインドの学派。反ベーダ的な立場を取り、物質精神二元論を主張した。サーンキヤ学派。数論派(すろんは)六派哲学一つ
浄瑠璃釈迦如来誕生会(1714)二「我々は欲界住居をなす、くぎゃり外道・伽毘羅外道」

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