ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「迷惑メール対策法」の意味・わかりやすい解説
迷惑メール対策法
めいわくメールたいさくほう
(2) 2002年の改正特定商取引法(昭和51年法律57号)。販売業者や広告受託事業者などが送信する電子メール広告を対象に,受信を拒否した者への再送信の禁止や,一定事項の表示の義務づけなどを定めている。消費者保護や取り引きの公正を目的として広告主に対して規制をかけるもので,違反行為には刑事罰が設けられている。当初は表題部の最前部に本文で用いられるものと同一の文字コードを用いて「未承諾広告※」と表示することを義務づけていたが,2008年の改正でオプトイン方式が導入され,消費者の事前承諾なしには送信できなくなった。このほか,消費者が請求・承諾した記録を作成し 3年間保存する義務などが設けられた。
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