速吸瀬戸(読み)はやすいのせと

日本歴史地名大系 「速吸瀬戸」の解説

速吸瀬戸
はやすいのせと

佐田岬さだみさき半島の突端佐田岬と大分県佐賀関さがのせき半島の関崎せきざきの間の海峡豊予ほうよ海峡ともいう。「古事記」の神武天皇東征の個所に、

<資料は省略されています>

とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「速吸瀬戸」の意味・わかりやすい解説

速吸瀬戸
はやすいのせと

大分県東部,佐賀関半島関崎と愛媛県佐田岬半島の佐田岬との間にある海峡。別称豊予海峡。幅約 13km。瀬戸内海豊後水道を上下する潮流は激しく,海底には深さ約 300mと 400mの海食釜が形成されている。佐賀関側の潮流は激しく,瀬戸中の高島には海食崖が発達し,ウミネコの生息地として知られる。瀬戸内海国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「速吸瀬戸」の意味・わかりやすい解説

速吸瀬戸
はやすいせと

豊予海峡

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の速吸瀬戸の言及

【豊予海峡】より

…潮流の速さから速吸門,速吸名門などの名で記紀にもみられ,とくに関崎とその地先の高島との間は流れが速く暗礁もあって難所であった。豊予海峡の呼称は1883年の水路部の海図で最初に使用されたが,現在も速吸瀬戸の別称がある。関崎には1901年灯台が建てられ,四国まで達する展望はすばらしい。…

※「速吸瀬戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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