化学辞典 第2版 「過塩素酸マグネシウム」の解説
過塩素酸マグネシウム
カエンソサンマグネシウム
magnesium perchlorate
Mg(ClO4)2(223.21).過塩素酸に酸化マグネシウムを作用させるか,または過塩素酸ナトリウムと硫酸マグネシウムの複分解で六水和物が得られる.六水和物は無色の六方晶系結晶.潮解性があり,融点147 ℃.250 ℃ 以上で無水物になる.無水物は無色の粉末.密度2.60 g cm-3.250 ℃ 以上で分解する.吸湿性が大きい.還元性物質に触れると爆発する.無水物および三水和物は気体の乾燥剤,元素分析試薬などに用いられる.[CAS 10034-81-8:Mg(ClO4)2][CAS 13446-19-0:Mg(ClO4)2・6H2O][CAS 64010-42-0:Mg(ClO4)2・nH2O]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報