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過塩素酸 かえんそさんperchloric acid

翻訳|perchloric acid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

過塩素酸
かえんそさん
perchloric acid

化学式 HClO4過塩素酸カリウムに硫酸を作用させて製造する。無水の酸は無色,揮発性で,非常に吸湿性の強い液体。比重 1.76 (22℃) 。大気圧下で蒸留すると分解し,ときに爆発することがある。

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デジタル大辞泉の解説

か‐えんそさん〔クワ‐〕【過塩素酸】

塩素酸オゾンまたは過酸化水素で酸化するか、塩酸電解酸化して得られる酸素酸。無色の液体。強力な酸化剤有機物と反応して爆発する。

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栄養・生化学辞典の解説

過塩素酸

 ClHO4 (mw100.46).HClO4.無色の液体で,強い酸化性を有する強酸.湿式灰化などに用いるが爆発する危険性がある.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

かえんそさん【過塩素酸 perchloric acid】

化学式HClO4。発煙性で比較的粘性の低い無色,無臭の液体。融点は-112℃,沸点は55mmHgで39℃,1気圧では分解を伴うが,130℃程度と推定されている。比重1.76(22℃)。無水物の状態で得られる唯一の塩素のオキソ酸である。過塩素酸カリウムに濃硫酸を加えて減圧蒸留すると得られる。過塩素酸アンモニウムに硝酸と塩酸の混合物を作用させるか,過塩素酸カリウム水溶液にヘキサフルオロケイ酸H2[SiF6]を加え,生じたヘキサフルオロケイ酸カリウムをろ(濾)別すれば過塩素酸水溶液が得られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

過塩素酸
かえんそさん
perchloric acid

塩素のオキソ酸の一つ。過塩素酸塩に濃硫酸を加え減圧蒸留して水溶液が得られる。濃水溶液を多量の濃硫酸と加熱蒸留して100%のものが得られる。純粋なものは無色発煙性の液体。強い酸化力があり、不安定で、加熱により、または有機物が存在すると爆発する。
 水と激しく作用して一水和物HClO4H2O(融点50℃、沸点110℃)ほか各種の水和物をつくる。一水和物HClO4H2Oは実際には(H3O)+ClO4-のようなイオン結晶(融点50℃、沸点110℃)である。その水溶液はほとんど完全に電離し、塩素のオキソ酸中でもっとも強い酸である。希薄水溶液は安定で、塩素酸と異なり、亜鉛、ヨウ化水素、硫化水素、二酸化硫黄(いおう)によって還元されない。しかしチタン()イオンとは反応して塩化物に還元される。70%水溶液(比重1.678)、60%水溶液(比重1.533)、40%水溶液(比重1.204)が試薬として市販されている。[守永健一・中原勝儼]

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