道禅(読み)どうぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道禅」の解説

道禅(1) どうぜん

1169-1256 鎌倉時代の僧。
嘉応(かおう)元年生まれ。天台宗近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺にはいり,定恵(じょうえ),仁暁,禅覚,真円師事。安貞元年(1228)に法印となり,信濃法印とよばれた。幕府護持僧となる。仁治(にんじ)2年園城寺別当。建長8年8月8日死去。88歳。

道禅(2) どうぜん

1190-1235 鎌倉時代の僧。
建久元年生まれ。真言宗醍醐寺(だいごじ)成賢(せいげん)に灌頂(かんじょう)をうける。寛喜(かんぎ)元年醍醐寺の座主(ざす),3年法印となる。のち仁和(にんな)寺にうつった。大納言法印,鳴滝法印と称された。嘉禎(かてい)元年11月16日死去。46歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android