道路整備特別会計(読み)どうろせいびとくべつかいけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「道路整備特別会計」の意味・わかりやすい解説

道路整備特別会計
どうろせいびとくべつかいけい

国の行なう道路整備事業を経理した特別会計。1958年に設置され,建設省(のち国土交通省)が所管した。2008年に社会資本整備事業特別会計(2013年度で廃止)の一つとなった。一般国道(→国道),地方道,街路,高速道路,有料道路などの道路全般の新設改築,維持,修繕にあたり,直轄事業,補助事業のほか,地方公共団体および地方道路公社に対する無利子融資,補助金交付の事業を経理した。財源道路特定財源一般財源,これに直轄事業にかかる地方公共団体負担金収入,産業投資特別会計社会資本整備勘定からの受入額があてられ,事業特別会計の中で最も規模が大きかった。2007年に成立した「特別会計に関する法律」に基づき,2008年に治水特別会計,港湾整備特別会計,空港整備特別会計,都市開発資金融通特別会計と統合され,道路整備勘定として社会資本整備事業特別会計の一つとなった。また,道路特定財源や産業投資特別会計社会資本整備勘定は廃止された。

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