遮那業(読み)シャナゴウ

デジタル大辞泉 「遮那業」の意味・読み・例文・類語

しゃな‐ごう〔‐ゴフ〕【遮那業】

日本天台宗で、密教学業のこと。最澄山家学生式さんげがくしょうしきにおいて、止観業しかんごうに対して設けた。

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精選版 日本国語大辞典 「遮那業」の意味・読み・例文・類語

しゃな‐ごう‥ゴフ【遮那業】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。最澄が天台宗の二業として定めたうち一つ止観業に対して、真言密教修行をすること。
    1. [初出の実例]「凡遮那業者、歳々毎日、長念遮那・孔雀・不空・仏頂・諸真言等護国真言」(出典山家学生式(818‐819))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遮那業」の意味・わかりやすい解説

遮那業
しゃなごう

止観業 (しかんごう) の対。天台宗の修行課目の一つ。真言密教を学び修行すること。最澄は,天台宗の修行者が止観業だけでなく,遮那業をも勉学すべきであるとした。

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