遺事(読み)イジ

デジタル大辞泉 「遺事」の意味・読み・例文・類語

い‐じ〔ヰ‐〕【遺事】

昔から伝えられてきた事柄
風俗、―、双方ともにならび存してその物語の髄ともなりなば」〈逍遥小説神髄
故人のやり残した事柄。
計画事業などで、漏れてしまった事柄。

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精選版 日本国語大辞典 「遺事」の意味・読み・例文・類語

い‐じヰ‥【遺事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 昔から伝わり残っている事柄。
    1. [初出の実例]「求国家之遺事賢人哲士之所終始唐之一経」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)七・耕閑軒記)
    2. [その他の文献]〔史記‐楽毅伝〕
  3. 死者のし残した事柄。
  4. ある計画、事業などでもれ残った事柄。

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普及版 字通 「遺事」の読み・字形・画数・意味

【遺事】い(ゐ)じ

昔のこと。後世に残されていること。〔史記、楽毅伝〕夫(そ)れ齊は國の餘業にして、最事なり。

字通「遺」の項目を見る

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