邇々杵神社(読み)ににぎじんじや

日本歴史地名大系 「邇々杵神社」の解説

邇々杵神社
ににぎじんじや

[現在地名]朽木宮前

祭神邇邇杵命、旧村社。古くは朽木くつき大宮権現と称し、祭神は日吉大宮権現。市場いちば村の山神やまがみ神社とともに、朽木谷中の総産土神であった。明治八年(一八七五)河内かわち神社と改称、その後境内社の瓊々杵尊・十禅師社を主殿として現社号に改め、河内神社を境内社とした。神宮寺縁起(当社蔵)によれば、貞観元年(八五九)相応が神宮寺を創立し、朽木大宮権現を勧請して鎮守としたとあるが、朽木大宮がすでにあって、宮寺として神宮寺を創立したのであろう。神宮寺は朽木氏の入部以来その祈願所であったが火災にあい、現在は三重の多宝塔のみが残る。この多宝塔は神宮寺創建当時の建立と伝え、文化一四年(一八一七)修築のため諸国勧進が行われた(高島郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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