ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「邵晋涵」の意味・わかりやすい解説
邵晋涵
しょうしんかん
Shao Jin-han
[没]嘉慶1(1796)
中国,清の学者。浙江省余姚 (よよう) の人。字,二雲,与桐。号,南江。乾隆 36 (1771) 年進士に及第,同 38年『四庫全書』館の開館とともにその纂修官,次いで編修,侍講に進み,主として史部書籍の選択,解題にあたった。その解題の原稿が文集に収められているが,現在の『四庫全書総目提要』と一致せず,総纂官の紀いんの筆削を示すものとされている。のち『万寿盛典』『八旗通志』など勅撰書の編集を総裁し,また『旧五代史』の復元に努めたりした。『爾雅 (じが) 正義』 (20巻) のほか,『孟子述義』『穀梁古注』『韓詩内伝考』,詩文集『南江文集』など多数の著書がある。
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