ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都藍可汗」の意味・わかりやすい解説
都藍可汗
とらんかがん
Tu-lan Ke-han; Tu-lan K`o-han
[没]600
東突厥のカガン (在位 588~600) 。沙鉢羅可汗 (→阿史那賀魯 ) の子。名,雍虞閭。葉護可汗に代って即位して以後都藍可汗と号した。その治世中,西突厥の達頭可汗,突利可汗 (→啓民可汗 ) らと戦ったが,597年葉護可汗の子染干が隋にくだるに及んで大きな痛手を受け,しばらくして起きた突厥内部の抗争中に,部下に殺された。
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