電気を使用する場所および機器内部における電線の径路または接続関係を示す図面をいう。一般に屋内の電気配線を示すものを屋内配線図、機器内の配線を表すものを機器内配線図といっている。また電気系統を中心とした配線系統図がある。
配線図は、読図者が図面の意味を理解することに重点が置かれるため、現場の実際の寸法にこだわらず描かれ、ときには縮尺を無視したり、電線径路が現場の実際と多少相違することもある。これが機械関係の製作図との大きな差である。電気配線の表現が重点であるため、通常建築図や機器の構造図は細線かもしくは薄く描かれ、これに記入される電気配線を太く濃く描いて見やすく表現する手法がとられている。図中の配線の状態や電気器具は図記号(シンボル)により表現される。図記号は特殊のものを除きJIS(ジス)(日本工業規格)および内線規程(経済産業省の「電気設備の技術基準の解釈」に記載された内容を具体的に定めた民間規程)に定められたものが使用される。
[越野一二・市川紀充]
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