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酒造制限令 しゅぞうせいげんれい

百科事典マイペディアの解説

酒造制限令【しゅぞうせいげんれい】

江戸時代,幕府が米価を調整する必要から,大口需要者である酒造業に対して加えた制限令。1642年寛永飢饉の対策の一環として,まず幕府領農村に,次いで全国の在方町方に発令されたのが始めとされ,以後幕末までに約60回発せられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅぞうせいげんれい【酒造制限令】

江戸時代,幕府が米の需要と米価調整の立場から,酒造に対して行った取締令。幕藩領主は,農民より貢租として徴収した米を換金して領主経済を支える財源としたので,米の需給と米価の動きにきわめて強い関心をもっていた。そのため,米価調節の必要からとられたのが酒造制限令である。実施に際しては,酒屋に酒造株札を交付し,そこに表示されている酒造株高(造石高)を基準に,その2分の1造りとか,3分の2造りといった減醸令を布達した。

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