酢酸カリウム(読み)さくさんカリウム

精選版 日本国語大辞典 「酢酸カリウム」の意味・読み・例文・類語

さくさん‐カリウム【酢酸カリウム】

  1. 〘 名詞 〙 ( カリウムは[ドイツ語] Kalium ) カリウムの酢酸塩。化学式 CH3COOK 無色結晶または粉末酢酸水酸化カリウム炭酸カリウムで中和してつくる。利尿剤脱水剤、分析試薬などに用いられる。酢剥(さくぼつ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「酢酸カリウム」の解説

酢酸カリウム
サクサンカリウム
potassium acetate

CH3COOK(98.14).酢酸を水酸化カリウムまたは炭酸カリウムで中和すると得られる.無色の結晶.融点292 ℃.密度1.57 g cm-3.潮解性で,水にきわめて易溶,エタノール,メタノールに可溶,アセトン,エーテルに不溶.脱水剤,分析試薬,有機合成原料,クリスタルガラス製造,媒染剤医薬品(利尿剤)に用いられる.[CAS 127-08-02]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android