デジタル大辞泉 「酸棗仁」の意味・読み・例文・類語 さんそう‐にん〔サンサウ‐〕【酸×棗▽仁】 サネブトナツメの種子。漢方で収斂しゅうれん性の神経強壮・鎮静薬に用いる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「酸棗仁」の解説 さんそうにん【酸棗仁】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。クロウメモドキ科サネブトナツメの種子を乾燥したもの。精神安定、強壮、鎮静、鎮痛などの作用がある。神経症、自律神経失調症に効く温胆湯(うんたんとう)、貧血、精神不安に効く加味帰脾湯(かみきひとう)、不眠症に効く酸棗仁湯(とう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の酸棗仁の言及 【ナツメ(棗)】より …インドナツメZ.mauritiana Lam.は市場で果実が売られることもある。【松井 仁】[薬用] ナツメは薬用にもされ,種子は酸棗仁(さんそうにん)とよばれ,脂肪油,トリテルペノイド,サポニンを含む。鎮静安定,催眠作用があり,他の生薬と配合して心因性神経性の不眠症,健忘症,口渇,循環器系疾患,虚弱体質者の多汗,便秘に用いられる。… ※「酸棗仁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by