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里見義尭 さとみ よしたか

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

里見義尭 さとみ-よしたか

1507-1574 戦国-織豊時代の武将。
永正(えいしょう)4年生まれ。里見実尭(さねたか)の子。天文(てんぶん)3年小田原北条氏の助けで父のかたきである従弟義豊(よしとよ)をたおし,安房(あわ)(千葉県)を支配。10年ごろ稲村城から上総(かずさ)久留里(くるり)城に本拠をうつし,以後再三にわたって北条氏とたたかった。天正(てんしょう)2年6月1日死去。68歳。幼名は権七郎。
【格言など】先んじて之を制するに如(し)かず(「房総軍記」)

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

里見義尭

没年:天正2.6.1(1574.6.19)
生年:永正4(1507)
戦国時代の武将。実尭の子。天文2(1533)年7月に父実尭を誅殺した里見家宗主義豊を,翌3年4月に滅ぼして自ら宗主の地位につく。その後急速に政治的自立を果たし,同7年に小弓公方足利義明が国府台の戦で敗死したのちは,北条氏のたび重なる侵攻に苦しみながらも,里見氏を房総最大の勢力に発展させた。上総国中央部の久留里に居城を置き,息義弘を内房地域の要衝の地,佐貫に置いて両頭支配体制を確立し,また,越後上杉・常陸太田氏らと結んで北条氏を牽制するなど,卓抜した外交手腕も発揮した。しかしその存在の大きさ故,彼の死後内外で問題が噴出し,里見領国における天正の内乱が勃発した。

(滝川恒昭)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の里見義尭の言及

【安房国】より

…旧国名。現在の千葉県南部。
【古代】
 東海道に属する中国(《延喜式》)。718年(養老2),北の上総国の平群(へぐり),安房,朝夷(あさひな),長狭(ながさ)4郡を分割して,安房国を建てた。その後,741年(天平13)にもとの上総国に併合されたが,757年(天平宝字1)ふたたび分立して安房国となった。かつて《国造本紀》に成務朝に定まったと伝える阿波国造と,《古事記》神武天皇段にみえる長狭国造の地域であった。…

【上総国】より

…一方山間部の真里谷城(木更津市真里谷(まりやつ)),庁南城(長生郡長南町),大多喜城(夷隅郡大多喜町)には守護代武田氏一族が拠り,古河公方,小弓公方を支持して活動したが,天文期の内争により衰えた。すなわち44年(天文13)里見義尭の宿将正木時茂が大多喜城に拠る武田朝信を攻め,朝信は敗れて自殺し,武田氏に代わって正木時茂が大多喜城主となったのである。またそのころ東上総の勝浦付近も武田氏の勢力範囲であったが,正木軍が進出してこれを制圧,勝浦,一宮の諸城は正木氏一族の拠点となった。…

【里見氏】より

…戦国時代に南房総を領国とした大名。清和源氏新田氏流。新田義重の子義俊が上野国碓氷郡里見郷に住み,里見を称したのに始まる。義俊の9代後の家基が結城合戦で討死し(1441),嫡子義実が逃れて相模国三浦に落ち,三浦氏の援助のもとに安房国白浜に渡り,以後房総里見氏の活動が始まったという。当時の安房国では長狭郡に東条氏,朝夷郡に丸氏,安房郡に神余氏,平群郡に安西氏の4豪族が分立していたが,義実は武略をめぐらせて諸豪を押さえ,1445年(文安2)安房一国を平定したと房総の諸軍記は伝えている。…

※「里見義尭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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