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重粘土 じゅうねんどheavy clay soil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重粘土
じゅうねんど
heavy clay soil

土壌の固体粒子の粒径組成が,はなはだしく細粒 (粘土分) に傾いている土壌。土性表示法の一つ。国際土譲学会法の粒径区分による粘土 (2μm未満の粒子) が重量で全土塊中の半分を占めるような土壌をいい,水分を含むと強い粘性を示し,耕地土の場合は耕起に多大な困難を伴う。乾燥すると凝縮固結し,割れ目を生じやすい。湖底堆積物の粘土層の風化した土壌などにしばしばみられる。

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デジタル大辞泉の解説

じゅうねん‐ど〔ヂユウネン‐〕【重粘土】

多量の粘土を含んでいて、粘性が強く、耕作しにくい土壌。日本では北海道北部の洪積台地分布重土

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百科事典マイペディアの解説

重粘土【じゅうねんど】

粘土含量が高いため農具に粘りつき,耕耘(こううん)しにくい土壌の通称。ドイツではペロゾルという土壌型名で呼ばれる。日本では北海道北部の台地に広く分布し,その大半は粘土質段丘堆積物起源の疑似グライ土である。

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大辞林 第三版の解説

じゅうねんど【重粘土】

多量の粘土を含んでいるため耕作しにくい土壌。北海道北部の台地や段丘上に分布する。重土。

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世界大百科事典内の重粘土の言及

【土壌型】より

…これは土層内で湿潤と乾燥が周期的に反復されるため,鉄が還元されてぬけて灰色になった部分と,酸化されて黄橙色になった部分とが作り出す大理石模様をもつのが特徴である。日本の北海道で重粘土とよばれているものはこの疑似グライ土である。停滞水の影響が一年中続いている場合には,下層土が弱いグライ化作用を受けて淡青灰,灰白,黄灰色などを呈する停滞水グライ土が生ずる。…

【不良土】より

…土壌本来の性質,あるいはその後の土壌管理によってもたらされた性質になんらかの欠陥があるために,作物の生育が抑制されている土壌をいう。不良土には酸性土壌,不良火山灰土,泥炭土,重粘土,砂質または礫質土(れきしつど),微量要素欠乏土などがあるが,必ずしもこれらの土壌に限って用いられるものではなく,作物の生産性が低い低位生産畑と同意に解釈される場合もある。 日本の不良土の分布は広く,畑地総面積の約半分に及んでいるが,不良土のなかでも不良火山灰土と酸性土壌の占める割合が圧倒的に多い。…

※「重粘土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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