野に下る(読み)ヤニクダル

デジタル大辞泉 「野に下る」の意味・読み・例文・類語

くだ・る

官職を離れて民間生活に入る。下野げやする。「官を辞して―・る」
[補説]「」は民間の意。「のにくだる」とは読まない。
[類語]下野げや引退退陣退職退任退役退官辞職辞任勇退リタイア離れる

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精選版 日本国語大辞典 「野に下る」の意味・読み・例文・類語

や【野】 に 下(くだ)

  1. 官職に就いていたものが退いて民間生活にはいる。下野(げや)する。
    1. [初出の実例]「其官に在りしの日に於ては干渉を主義とし、野に下るや否や忽ち変じて自由を主義と為す」(出典:明治十六年各政党盛衰記(1883)〈酒井忠誠〉)

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