野乗(読み)ヤジョウ

デジタル大辞泉 「野乗」の意味・読み・例文・類語

や‐じょう【野乗】

野史」に同じ。
「彼の拙劣なる―を読み」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野乗」の意味・読み・例文・類語

や‐じょう【野乗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「乗」は「孟子‐離婁下」に「晉之乗、楚之檮杌、魯之春秋一也」とあるように、中国春秋時代の晉の史官の筆による歴史の記録。また、歴史書のこと ) 民間で編纂した歴史。私撰の歴史。野史。
    1. [初出の実例]「京伝一世所著稗史野乗、不悉挙」(出典:本朝虞初新誌(1883)〈菊池三渓〉中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「野乗」の読み・字形・画数・意味

【野乗】やじよう

野史。

字通「野」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android