デジタル大辞泉 「野叟曝言」の意味・読み・例文・類語 やそうばくげん【野叟曝言】 中国、清代の小説。夏敬渠撰。20巻154回。文武両道、諸芸に秀でた文白が国家の大功を立てる話。荒唐無稽かつ好色趣味もあり、田舎老人の閑談の形で語られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「野叟曝言」の意味・読み・例文・類語 やそうばくげん【野叟曝言】 中国の通俗小説。一五二回。清の夏敬渠撰。一七七九年ごろ成立。文武両道あらゆる面に熟達した文白という主人公が国家の大功を立てる話。明代の怪奇趣味と好色趣味を道学でくるみ、田舎老人の閑談にかこつけて語ったもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野叟曝言」の意味・わかりやすい解説 野叟曝言やそうばくげんYe-sou pu-yan 中国,清の章回小説。夏敬渠の作。 20巻 154回。文武両道に通じた超人的な主人公が患難を経たのち大功をとげる物語。筋は荒唐で,また猥雑な面を含み,文章はかなり衒学的であり,作者の博学を誇示するために書かれたような作品。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報