大功(読み)タイコウ

デジタル大辞泉 「大功」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう【大功】

大きな手柄功績。「大功を立てる」
大規模な事業。「大功を成す者は衆にはからず」
古代中国の喪服の一。粗い織り目の麻布で作り、9か月の喪に用いた。→小功

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精選版 日本国語大辞典 「大功」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう【大功】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大きなてがら。立派ないさお。大勲。⇔小功
    1. [初出の実例]「凡功田。大功世世不絶」(出典令義解(718)田)
    2. 「御辺身単にして、かかる大功(タイコウ)をたてられし事、感激に堪ず」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔書経‐大誥〕
  3. 大きな仕事。大規模な事業。
    1. [初出の実例]「義仲其後胤として首を傾て年久し、今此大功を発す事」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. [その他の文献]〔列子‐楊朱〕
  4. 中国の喪服の一種。期間が九か月の場合に着る、織目のあらい麻布で作ったもの。⇔小功。〔儀礼‐喪服〕

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普及版 字通 「大功」の読み・字形・画数・意味

【大功】たいこう

九月服喪

字通「大」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の大功の言及

【喪服】より

…斉衰の喪の期間は時代によって変遷があるが,重要なのは期であって〈期親〉といえば期の間柄にある親族である。(3)〈大功(たいこう)〉はおおまかに加工した意で9ヵ月の喪に用い,(4)〈小功(しようこう)〉はやや細かく加工した意で5ヵ月の喪に用いる。(5)〈緦麻(しま)〉は細い布で縫製し,3ヵ月の喪に用いる。…

※「大功」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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