野巫(読み)ヤブ

デジタル大辞泉 「野巫」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶ【野×巫】

田舎巫医ふい一つの術にしか通じていない者のこと。物知らずで学行の劣っている禅の修行者にたとえてもいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野巫」の意味・読み・例文・類語

や‐ぶ【野巫】

〘名〙 呪術治療を行なったいなかの巫医(ふい)。一つの呪術にしか通じていない者のこと。寡聞で学行の劣っている禅の修行者をたとえてもいう。
※俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)螺舎独吟「月花を医す閑素幽栖の野巫(ヤブ)の子有り 春草のあたり大きな家の隣り」 〔摩訶止観七下

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android