野胡桃(読み)ノグルミ

デジタル大辞泉 「野胡桃」の意味・読み・例文・類語

の‐ぐるみ【野胡桃】

クルミ科の落葉高木。日当たりのよい山地に生え、高さ約10メートル。葉は長楕円形で羽状複葉。6、7月ごろ、黄色花穂が集まって直立してつく。実は染料に用いる。のぶのき。

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精選版 日本国語大辞典 「野胡桃」の意味・読み・例文・類語

の‐ぐるみ【野胡桃】

  1. 〘 名詞 〙 クルミ科の落葉高木。本州の近畿以西、四国、九州の山地の日当たりのよいところに生える。高さ一〇メートル、径六〇センチメートルに達するものもある。葉は奇数羽状複葉で七~一五個の小葉からなり、長さ一〇~二五センチメートル。各小葉は披針形または狭卵形で長さ四~一〇センチメートル、縁は鋸歯があり、裏面は最初褐色毛を密生するが、後にほぼ無毛となる。雌雄同株。初夏、新枝の先に淡黄色の単性花穂を直立してつける。雌花穂は、頂生してその下部に数本の雄花穂をつけ、のち熟して長さ三~四、幅二~三センチメートルの松かさ状の集合果となる。果実は長さ五ミリメートルの堅果で、翼があり三角形状。材はマッチの軸、樹皮はなめし皮、果実は黄色染料に用いられる。漢名、必栗香。のぶのき。やまぐるみ。ふでのき。《 季語・秋 》 〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野胡桃」の解説

野胡桃 (ノグルミ)

学名Platycarya strobilacea
植物。クルミ科の落葉高木

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