金子喜一(読み)かねこ きいち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子喜一」の解説

金子喜一 かねこ-きいち

1876-1909 明治時代社会主義者
明治9年10月21日生まれ。32年渡米してハーバード大にまなび,社会主義傾倒。日本の「万朝報(よろずちょうほう)」や週刊平民新聞」などに寄稿。のち「シカゴ-ソーシャリスト-デーリー」の記者となり,社会主義の普及につとめた。42年療養のため帰国。明治42年10月8日死去。34歳。神奈川県出身。著作に「海外より見たる社会問題」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金子喜一の言及

【前田河広一郎】より

…07年に蘆花の後援で渡米,シカゴで皿洗い,ボーイ,外交員,庭師など数種の職業に従う。在米中社会主義者金子喜一を識り,その妻の主宰する雑誌に英文で小説を発表。20年帰国。…

※「金子喜一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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