最新 地学事典 「金峰火山」の解説
きんぽうかざん
金峰火山
(1)Kimpo volcano
熊本市西方にある更新世の火山。成層火山をなす古期の活動と,金峰山(標高665m),二の岳,三の岳をつくった新期の活動の間に,山体崩壊によると考えられるカルデラが中央部に生じた。カルデラには芳野湖成層が堆積した。金峰山をつくる溶岩ドームの活動が約15万年前と最も新しい。かんらん石玄武岩~角閃石デイサイトからなり,玄武岩は島弧型ソレアイトである。石神山の角閃石デイサイト溶岩にはトリディマイトなどの晶洞鉱物が産出する。参考文献:高井真夫ほか(1984) Rock Magnet. Paleogeoph.,Vol.11
執筆者:中田 節也
参照項目:金峰みたけ火山
みたけかざん
金峰火山
Mitake volcano
山口県徳山市にある三郡変成岩類を貫く更新世の溶岩円頂丘。徳山金峰山とも。岩石は黒雲母角閃石デイサイトで,斑晶は少なく,角閃石はわずかに緑色を帯び,周縁部は融食されているものが多く,オパサイト化している。山体は侵食が進んでいる。高度790m。K-Ar年代は約0.43Ma。片麻岩,火成岩捕獲岩を含む。
執筆者:永尾 隆志・角縁 進・竹下 欣宏
参照項目:青野山火山群
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

