デジタル大辞泉 「山体崩壊」の意味・読み・例文・類語 さんたい‐ほうかい〔‐ホウクワイ〕【山体崩壊】 山体が火山活動や地震などによって、大規模な崩壊を起こすこと。1980年、米国の活火山セントヘレンズで起きたものでは、山頂から中腹までが崩壊し、直径1.5キロメートルもの巨大な火口が形成され、その標高は400メートルほど低くなった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山体崩壊」の意味・わかりやすい解説 山体崩壊さんたいほうかい 火山体の一部が崩れ落ちる現象。大規模な土石流や岩屑流を伴うことが多い。成層火山は比較的脆弱であるため,大きな噴火や地震が引き金となって崩壊することも珍しくない。1980年,アメリカ合衆国のカスケード山脈にあるセントヘレンズ山で起こった噴火に伴う大規模な山体崩壊が有名。日本では 1888年に磐梯山の北半分が崩壊,岩屑流となって流下し,山頂部に馬蹄形の湖沼群を形成した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「山体崩壊」の意味・わかりやすい解説 山体崩壊【さんたいほうかい】 火山体の一部が水蒸気爆発やマグマの貫入により不安定となって大規模に崩壊する現象。地震が誘因となることもある。崩壊後には馬蹄形のカルデラを形成し,山麓には岩屑(がんせつ)なだれ堆積物がたまる。この堆積物の表面は流山地形をなす。1888年の会津の磐梯(ばんだい)山の崩壊は水蒸気爆発による例。→関連項目セント・ヘレンズ[山] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by