針樅(読み)ハリモミ

デジタル大辞泉 「針樅」の意味・読み・例文・類語

はり‐もみ【針×樅】

マツ科の常緑高木。中部地方以南の山地自生針状の葉を螺旋らせん状に密生する。6月ごろ、雄花雌花とをつけ、褐色球果ができる。材は建築器具用。

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精選版 日本国語大辞典 「針樅」の意味・読み・例文・類語

はり‐もみ【針樅】

  1. 〘 名詞 〙 マツ科の常緑高木。本州の福島県以西から九州に生え、庭木にもする。高さ三五メートル、径一メートルに達し密な樹冠になる。樹皮灰褐色で鱗片状にはげ落ちる。葉は針形でやや湾曲し長さ約二~二・五センチメートル、小枝に、らせん状に密生する。五月頃、小枝の先に雄花と雌花をつける。毬果は長さ六~一二センチメートルの卵状楕円形で褐色に熟す。種鱗は倒卵形で縁にふぞろいな歯がある。種子は長さ約六ミリメートルの倒卵形で大きな翼がある。材は建築・器具・パルプ用。ばらもみ。とらのおもみ。しろもみ。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「針樅」の解説

針樅 (ハリモミ)

学名Picea polita
植物。マツ科の常緑針葉高木

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