日本歴史地名大系 「針田村」の解説 針田村はりたむら 愛媛県:松山市石手川下流域(旧温泉郡の大部分)針田村[現在地名]松山市針田町(はりたまち)・生石町(いくしまち)松山平野の西平坦部に位置する農村。東は土居田(どいだ)村、西は久保田(くぼた)村、南は保免(ほうめん)村、北は斎院(さや)村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の温泉郡の項に「針田村 日損所」とある。史料がないので断定できないが、墾田(はりた)あるいは張田(はりた)が針田に転化したものと思われる。 針田村はりだむら 長野県:飯山市瑞穂地区針田村[現在地名]飯山市大字瑞穂小菅(こすげ)台地の麓にあって関沢(せきざわ)村と接し、その地名の示すごとく小菅村の新田である。もと小菅庄のうちで、小菅神社への沿道には社寺にちなんだ地名を残している。天文一一年(一五四二)八月の信濃国高井郡小菅山八所権現并元隆寺来由記(小菅神社文書)に結界の場所として「針田」の名がみえる。慶長七年(一六〇二)の川中島四郡検地打立之帳には関沢村と同様に当村の記載がない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by