鉄敷(読み)カナシキ

デジタル大辞泉 「鉄敷」の意味・読み・例文・類語

かな‐しき【鉄敷(き)/金敷(き)】

鍛造や板金作業をするとき、加熱した材料をのせる鋳鉄または鋳鋼製の台。上面は平らで、工作物を曲げるときに用いるつの鳥口)とよぶ突起がある。鉄床かなとこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉄敷」の意味・読み・例文・類語

かな‐しき【鉄敷】

  1. 〘 名詞 〙 鍛造や板金作業で、工作物の下にあてる鋳鉄または鋳鋼製の作業台。長方形長手方向片側または両側につの(鳥口(とりぐち))がある。鉄床(かなとこ)アンビル。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「鉄蹄(てってい)真赤になったのが鉄砧(カナシキ)の上に置かれ」(出典武蔵野(1898)〈国木田独歩〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android