コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

有刺鉄線 ゆうしてっせんbarbed wire

翻訳|barbed wire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有刺鉄線
ゆうしてっせん
barbed wire

鉄条網ともいう。2本の亜鉛メッキ鉄線に一定間隔にとげを巻きつけたのち,2本の針金をより合せたもの。4点とげが標準物。かつて軍需用 (鉄条網) として多く使用されていたが,現在では垣根用,塀の忍び返し用,農場用,牧場用,境界線用として使用されている。大半がアメリカに輸出されているが,1963年2万 3000tをピークに減少の一途をたどっている。最近はカラー有鉄線が開発されている。 (→電気牧柵 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ゆうし‐てっせん〔イウシ‐〕【有刺鉄線】

先を鋭く切った短い針金をとげのようにからませた針金。防護用柵などに利用

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

有刺鉄線【ゆうしてっせん】

俗にばら線,鉄条網,鬼針金とも。針金を撚り合わせ,適当な間隔でとげを植えたもの。19世紀後半にアメリカ西部で,放飼いされている家畜から農作物を守るために農地,牧場の囲い用に考案されたのが始まり。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ゆうしてっせん【有刺鉄線 barbed wire】

2本の針金をより合わせ,短い間隔でとげを植えたもの。鉄条網ともいう。アメリカ西部において農地,牧場の囲い用に考案され,1873年,イリノイ州の農民グリデンJoseph F.Gliddenが発明したものが実用化,大量生産の先端を切った。グレート・プレーンズ地方では樹木が少なく生垣も満足なものが作れず,東部のように石や木材も利用できなかったので,農民は畑を囲う材料を入手できなかった。放牧されている家畜から農作物を守ることが困難であった農民は有刺鉄線を大いに歓迎し,1880年にはグリデン工場は200台の自動製造機をそなえ,年間8000万ポンドの鉄線を売った。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ゆうしてっせん【有刺鉄線】

り合わせた針金に、短く切った針金をとげのようにからませたもの。簡単な柵などに用いる。有刺鉄条。ばら線。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の有刺鉄線の言及

【ガウチョ】より

…19世紀後半欧化主義者が政権に就くと,ガウチョは厳しく弾圧され,ヨーロッパ系移民の流入に伴うパンパの農業の発展は,彼らの生活の場をしだいに奪っていった。さらに追打ちをかけたのが有刺鉄線の普及だった。これにより牧場(エスタンシア)の境界が確定され,牛の移動範囲が狭まったため,ガウチョが数週間もエスタンシアの牛群を率いてパンパ内を放浪することは不可能となってしまった。…

※「有刺鉄線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

有刺鉄線の関連キーワードテリー ファンクコーンベルトベルリンの壁カウボーイ西部開拓史三浦文太郎矢口壹琅大仁田厚はやにえオオモズ荊棘線仮囲い

今日のキーワード

やおら

[副]1 ゆっくりと動作を起こすさま。おもむろに。「やおら立ち上がる」2 静かに。そっと。「姫君、御硯(すずり)を―引き寄せて」〈源・橋姫〉[補説]文化庁が発表した平成18年度「国語に関する世論調査」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

有刺鉄線の関連情報