鉄砲虫(読み)てっぽうむし

精選版 日本国語大辞典 「鉄砲虫」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐むし テッパウ‥【鉄砲虫】

〘名〙 カミキリムシ幼虫。木の幹や枝に穴をあけて食い入る林業上の害虫体色はふつう乳白色。《季・夏》
千曲川スケッチ(1912)〈島崎藤村〉一「まるで鉄砲虫━食っては抜け、食っては抜け━」

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デジタル大辞泉 「鉄砲虫」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐むし〔テツパウ‐〕【鉄砲虫】

カミキリムシタマムシの幼虫。木に穴をあけ、中に鉄砲玉のように入っている。 夏》

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鉄砲虫」の意味・わかりやすい解説

鉄砲虫
てっぽうむし

鞘翅目カミキリムシ科の昆虫の幼虫をいい,普通は大型のものをさす。体は白色,円筒形状で,頭部に近い環節は円形にふくらむ。足は退化し,欠如するかまたは微小。木材中に丸い孔をあけてすみ園芸,林業上の害虫として知られる。なお,類似の形態習性をもつ他の甲虫の幼虫を鉄砲虫ということもある。 (→カミキリムシ )

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鉄砲虫」の解説

鉄砲虫 (テッポウムシ)

動物。カミキリムシ科の昆虫の幼虫

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