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銭太鼓踊(り) ゼニダイコオドリ

デジタル大辞泉の解説

ぜにだいこ‐おどり〔‐をどり〕【銭太鼓踊(り)】

銭太鼓を両手または片手に持ち、振ったり、からだや地面に打ちつけたりしておどる踊り。全国各地に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

銭太鼓踊
ぜにだいこおどり

楽器の銭太鼓を用いる踊り。銭太鼓はその形により2種類ある。一つはタンブリン風のもので、曲物(まげもの)の輪の中に十字に針金を通し、これに穴明銭(あなあきせん)を通したもの。佐賀県佐賀市、唐津市、佐賀郡、東松浦郡地方の銭太鼓踊や宮城県仙台市太白(たいはく)区秋保(あきう)町の田植踊の「銭太鼓」の踊りなどでは、両手に一つずつ持ち、これを振り、あるいは打ちつけて音を出す。もう一つは竹筒の中に銅銭を入れ、綾竹(あやだけ)(踊りに用いる小道具で、色紙を巻いた竹の棒)のように両端に房をつけたもの。両手に1本ずつ持ち、曲芸的に打ち振りながら踊る。大分県東国東(ひがしくにさき)郡姫島(ひめしま)村の盆踊りの「銭太鼓踊」や、出雲(いずも)安来節(やすぎぶし)の「銭太鼓踊」などはこの系統で、棒状の銭太鼓を小手先で回して、地面、肩、腕、腰、膝(ひざ)などに打ちつけて鳴らす振りが多い。[渡辺伸夫]

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