長刀鉾(読み)なぎなたぼこ

共同通信ニュース用語解説 「長刀鉾」の解説

長刀鉾

長刀鉾なぎなたほこ 7月に行われる京都祇園祭前祭さきまつり巡行する山鉾一つ。鉾の上に巨大な「長刀」をつけていることから名がついた。高さ約25メートル、重さ約11トン。毎年必ず巡行の先頭を行く鉾として知られる。巡行開始に当たり、稚児が長刀鉾の上で、四条通に張られたしめ縄を切り落とす「しめ縄切り」は前祭の見どころ。

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精選版 日本国語大辞典 「長刀鉾」の意味・読み・例文・類語

なぎなた‐ぼこ【長刀鉾】

  1. 〘 名詞 〙 京都の祇園会に四条烏丸東入ル長刀鉾町から出る山鉾の名。天王(鉾竿に取りつけた人形で、鉾の神様とする)は和泉小次郎親衡という武士、鉾頭は長刀である。これはくじ取らずの鉾ともいい、くじをひかずに常に巡行の先頭を進む。稚児が乗るのは、今はこの鉾だけとなっている。
    1. 長刀鉾〈祇園会図会〉
      長刀鉾〈祇園会図会〉
    2. [初出の実例]「ひくき物之品々 一、なぎなたぼこ」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)

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