日本歴史地名大系 「長母寺」の解説
長母寺
ちようぼじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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…東国で修学後,大和の正暦寺,西大寺で法相・律を学び,帰東して鎌倉の寿福寺に参禅,さらに京都東福寺の開山円爾弁円に師事して東密を伝習するなど,広く新旧諸宗を兼学して,一宗一派に偏しない思想と学識の持主となった。1262年(弘長2)尾張の長母(ちようぼ)寺(名古屋市東区)に止住し,住職となって半世紀を送り,兼持した伊勢桑名の蓮華寺で没した。長母寺定住後は,寺院経営のかたわら,尾張・伊勢地方の教化と啓蒙的著述に専念したようで,59歳のときに成った《沙石集》10巻を第1作として,《聖財(しようざい)集》3巻,《妻鏡》1巻,《雑談(ぞうたん)集》10巻を編した。…
※「長母寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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