長禄の土一揆

山川 日本史小辞典 改訂新版 「長禄の土一揆」の解説

長禄の土一揆
ちょうろくのつちいっき

長禄年間の土一揆蜂起事件の総称。1457年(長禄元)10月,徳政を目的として土一揆が京都で蜂起,土倉寺院を襲い質物を奪うなど私徳政を行った。一揆勢は土倉の軍勢や幕府軍を撃破,私徳政は放任された。11月に土一揆が奈良を攻撃,大和の土一揆が呼応,12月にかけて奈良住民との攻防戦があった。58年にも京郊西岡(にしのおか)で土一揆の集会があり,59年にも土一揆が東寺を占拠徳政令を要求,幕府軍に鎮圧された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む