長純寺(読み)ちようじゆんじ

日本歴史地名大系 「長純寺」の解説

長純寺
ちようじゆんじ

[現在地名]箕郷町富岡 原山

曹洞宗、実相院金富山と号し、本尊釈迦如来。明応六年(一四九七)長野業尚の息信業の開基と伝える。開山浄法寺じようぼうじ永源えいげん(現多野郡鬼石町)第四世幻室伊蓬で、当初下柴の水草しもしばのみずくさに創建された。信業が箕輪みのわ城主となってのち長野家の菩提寺となったが、業政のとき母の十七年忌の追善供養のため箕輪城西南方、字天台てんだいの丘に移された。永禄年間(一五五八―七〇)初頭と伝える。業政が寺地を定めた際、あの野原山にせよと命じたので、原山の地名も生れたという。開山堂に安置する業政木像背銘には永禄四年六月二一日他界として「金富山長純寺」と記される。同九年の武田信玄による箕輪城攻撃で罹災した(同年一二月九日付甘利昌忠書状写「新編会津風土記」所収)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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