長谷川 裕見子(読み)ハセガワ ユミコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「長谷川 裕見子」の解説

長谷川 裕見子
ハセガワ ユミコ


職業
女優

本名
船越 琴子(フナコシ コトコ)

旧名・旧姓
長谷川

出生地
東京市 麹町区(東京都 千代田区)

学歴
白百合高女〔昭和19年〕卒

経歴
6人きょうだい(3男3女)の二女で、白百合高等女学校を卒業後は陸軍省に勤めた。昭和22年叔父の俳優長谷川一夫が主宰する新演技座に入り、京都南座「鏡獅子」で初舞台。23年新演技座プロ「小判鮫」で映画デビュー。25年叔父と大映京都に入社、叔父主演の「銭形平次」では平次の妻役を演じた。30年東映京都に移り、市川右太衛門の「牢獄花嫁」に出演。時代劇で町娘や武家娘、女房役を演じることが多く、片岡千恵蔵主演の〈大菩薩峠〉、大川橋蔵主演の〈新吾十番勝負〉シリーズなどにもレギュラー出演した。39年退社後はテレビに活躍の場を移し、引退後は神奈川県湯河原で旅館経営に携わった。この間、33年俳優の船越英二と結婚。長男・英一郎も俳優となった。

受賞
京都市民映画祭助演女優賞(昭31年度)「白扇みだれ髪

没年月日
平成22年 7月27日 (2010年)

家族
夫=船越 英二(俳優),長男=船越 英一郎(俳優),長女=平野 洋子(旅荘船越女将)

親族
叔父=長谷川 一夫(俳優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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