20世紀日本人名事典 「門間春雄」の解説 門間 春雄モンマ ハルオ 明治・大正期の歌人 生年明治22(1889)年2月9日 没年大正8(1919)年2月13日 出生地福島県信夫郡瀬上町 経歴生家は代々醬油醸造を業とし、地方の名門であった。歌俳をたしなんだ父及び佐久間法師に俳句を学び、破浪と号して「ホトトギス」「海紅」「層雲」などに発表。歌ははじめ明星、スバル流の作風だったが、明治39年長塚節に傾倒し、その紹介で伊藤左千夫、夏目漱石らに接した。節の没後斎藤茂吉の指導を受け、大正5年から「アララギ」に出詠。翌6年喀血以後歌境が急速に進み、病床吟は節の歌風に迫るものがあった。著書に「吐紅漫録」「門間春雄歌集」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門間春雄」の解説 門間春雄 もんま-はるお 1889-1919 明治-大正時代の歌人。明治22年2月9日生まれ。家業の醤油(しょうゆ)醸造業に従事しながら,俳句,小説をつくる。明治39年長塚節(たかし)を知り,その人格と作風に傾倒。節の死後は斎藤茂吉にまなび,「アララギ」に作歌を発表。夏目漱石,河東碧梧桐(かわひがし-へきごとう)らと親交があった。大正8年2月13日死去。31歳。福島県出身。早大中退。号は破浪。随筆集に「吐紅漫筆」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例