間違う(読み)マチガウ

デジタル大辞泉 「間違う」の意味・読み・例文・類語

ま‐ちが・う〔‐ちがふ〕【間違う】

[動ワ五(ハ四)]
あるべき状態結果と異なる。違う。「―・った考え方」「この手紙住所が―・っている」
間違える1」に同じ。「勘定を―・う」「一人が―・うと全体に影響する」
間違える2」に同じ。「誰かが―・って渡した書類」「約束日時を―・う」
(「まちがっても」の形で、あとに打消しの語を伴って)どんなことがあっても。決して。「―・っても他言してはいけない」
[動ハ下二]まちがえる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「間違う」の意味・読み・例文・類語

ま‐ちが・う‥ちがふ【間違】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
    1. 判断計算の結果が、正しいもの、あるべきさまと違う状態や結果となる。きまりや筋道などからはずれる。違う。誤る。現在では「…をまちがう」の形で他動詞的にも用いる。
      1. [初出の実例]「死ぬる命はいとはねども、大切の御用間違ん事本意なく覚ゆれば」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
    2. 行きちがう。かけちがう。
      1. [初出の実例]「間違ふてあはぬ命や村時雨〈吾我〉」(出典:俳諧・枯尾花(1694)上)
    3. しそこなう。失敗する。
      1. [初出の実例]「間違(マチガ)って窓枠指先を挟まれてしまった」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫演説家の妻)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙まちがえる(間違)

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