関口次郎(読み)セキグチ ジロウ

20世紀日本人名事典 「関口次郎」の解説

関口 次郎
セキグチ ジロウ

大正・昭和期の劇作家,演出家



生年
明治26(1893)年6月16日

没年
昭和54(1979)年5月9日

出生地
福井県敦賀市

本名
関口 二郎

学歴〔年〕
東京帝大独文科〔大正7年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和38年〕

経歴
大正7年大阪朝日新聞社入社。そのかたわら劇作にはげみ、10年に発表した劇曲「母親」が認められ、劇作家としての位置を確立する。12年退社、劇作に専念。13年創刊された「演劇新潮」では編集同人に。劇作に「鴉」「乞食と夢」など。一方、新劇協会上演に加わるなど、新国劇新劇の演出を手がけ、昭和2年岸田國士、岩田豊雄らと新劇研究所を設立。日本移動演劇連盟常務理事、東京放送嘱託、日本大講師、日本アマチュア演劇連盟会長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関口次郎」の解説

関口次郎 せきぐち-じろう

1893-1979 大正-昭和時代の劇作家。
明治26年6月16日生まれ。大正10年戯曲「母親」でみとめられる。「演劇新潮」同人となり,また岸田国士(くにお)らと新劇研究所を設立し,新人を養成した。昭和54年5月9日死去。85歳。福井県出身。東京帝大卒。本名は二郎。作品ほかに「生活の河」「稲妻」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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