関新吾(読み)セキ シンゴ

20世紀日本人名事典 「関新吾」の解説

関 新吾
セキ シンゴ

明治期の新聞記者,政治家 山陽新聞社長



生年
安政1年(1855年)

没年
大正4(1915)年9月13日

出身地
岡山県

経歴
明治初頭に小松原英太郎と共に東京に遊学。新聞記者となり、「曙新聞」「評論新聞」などに執筆、のち岡山に帰郷して地元の新聞で活躍し、自由民権拡張を鼓吹した。その後文筆生活を離れ、元老院書記官、内務書記官、福井県知事などを歴任。明治32年官を辞して大阪の実業界に入り、さらに大阪朝日新聞社の社員となる。38年再度帰郷し、山陽新聞社長に就任。その傍ら教員慈善事業に尽力し、岡山県教育会長も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関新吾」の解説

関新吾 せき-しんご

1854-1915 明治-大正時代官僚,ジャーナリスト
嘉永(かえい)7年5月生まれ。慶応義塾にまなび,「評論新聞」「大阪日報」の記者,編集長となる。明治13年元老院にはいり,書記官などをへて30年福井県知事。のち大阪朝日新聞社通信部長をへて38年山陽新報(現山陽新聞)社長。大正4年9月13日死去。62歳。備前(岡山県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android