関東電化工業(読み)かんとうでんかこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「関東電化工業」の意味・わかりやすい解説

関東電化工業
かんとうでんかこうぎょう

化学メーカー。 1938年関東水力電気工業,旭電化工業,古河電気工業共同出資により設立。翌 39年より金属マグネシウム,カセイソーダの生産を開始。 70年フッ酸電解の技術を確立しフッ素系のファイン分野に進出。 79年にはメタルテープ用磁性合金粉 MAPの製造を開始した。その後もファイン部門が好調で業績を伸ばしている。売上構成比は,無機苛性ソーダ 13%,その他無機 11%,塩素系有機 16%,その他有機 14%,ファイン 46%,その他1%。年間売上高 285億 3900万円 (連結。うち輸出 16%) ,資本金 28億 7700万円,従業員数 624名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「関東電化工業」の解説

関東電化工業

正式社名「関東電化工業株式会社」。英文社名「KANTO DENKA KOGYO CO., LTD.」。化学工業。昭和13年(1938)設立。本社は東京都千代田区神田淡路町。化学会社。テープ用鉄粉の先駆。独自のフッ素ガス製造技術を開発し半導体・液晶向け特殊ガスに実績東京証券取引所第1部上場。証券コード4047。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android