古河電気工業(読み)ふるかわでんきこうぎょう(英語表記)The Furukawa Electric Co., Ltd.

百科事典マイペディア 「古河電気工業」の意味・わかりやすい解説

古河電気工業[株]【ふるかわでんきこうぎょう】

1896年横浜電線製造として設立,1920年古河鉱業から日本電気精銅所の現物出資を得て現商号に変更。非鉄総合メーカーを目ざす。古河グループの中核。電線ケーブル,非鉄金属製品が主力超伝導形状記憶合金で高い技術力示す。2001年には米ルーセントテクノロジーズ社の光ファイバー部門を買収本社東京,工場市原,日光平塚尼崎など。2011年資本金693億円,2011年3月期売上高9257億円。売上構成(%)は,情報通信15,エネルギー・産業機材24,電装エレクトロニクス22,金属16,軽金属22,その他1。海外売上比率33%。
→関連項目日本軽金属[株]日本ゼオン[株]富士電機[株]古河財閥横浜ゴム[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古河電気工業」の意味・わかりやすい解説

古河電気工業
ふるかわでんきこうぎょう
The Furukawa Electric Co., Ltd.

電線を中心とする非鉄金属の総合メーカー。1896年横浜電線製造として設立。1920年古河鉱業から日光電気精銅所の現物出資を受けて現社名に変更。その後九州電線製造,日本伸銅,尼崎伸銅などを合併して発展,第2次世界大戦後は 1950年電池部門を分離して古河電池設立。1959年軽金属部門を分離し,アメリカ合衆国のアルミナム・カンパニー・オブ・アメリカ(→アルコア)と共同出資で古河アルミニウム工業を設立(1993吸収合併)。1971年伸銅部門を分離して古河金属工業を設立(1981吸収合併)。2001年フジクラ合弁でビスキャスを設立し,2005年に電力事業部門を譲渡。近年は超伝導,光ファイバなどの分野でも強みを発揮する。事業内容は,情報通信,エネルギー・産業機材,金属,軽金属,電装・エレクトロニクスの各事業分野における製品の製造および販売。国内およびアジア,アメリカ,ヨーロッパなどに数多くの製造販売拠点をもつ。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「古河電気工業」の解説

古河電気工業

正式社名「古河電気工業株式会社」。英文社名「The Furukawa Electric Co., Ltd.」。非鉄金属工業。明治29年(1896)「横浜電線製造株式会社」設立。大正9年(1920)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区丸の内。電線・電信線など、銅・アルミニウム製品を製造。東京証券取引所第1部上場。証券コード5801。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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