関渉(読み)カンショウ

デジタル大辞泉 「関渉」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょう〔クワンセフ〕【関渉】

[名](スル)かかわり合うこと。また、他人のことに口を出すこと。干渉
「理に二た通りあって、其理が互に少しも―して居ない」〈西周・百一新論〉

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精選版 日本国語大辞典 「関渉」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょうクヮンセフ【関渉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かかわり合うこと。関係をもつこと。また、他の事に立ち入って口出しをしたり、自己意志に従わせようとすること。干渉。
    1. [初出の実例]「原本有注。今取渉于形体之」(出典解体新書(1774)凡例)
    2. 「其実は理に二た通りあって、其理が互に少しも関渉して居ない」(出典:百一新論(1874)〈西周〉下)
    3. [その他の文献]〔史記索隠‐梁孝王世家〕
  3. あることによく通じていること。
    1. [初出の実例]「教育に関渉せる者を選びて」(出典:日本教育史略(1877)附録・文部省沿革略記〈妻木頼矩〉緒言)

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普及版 字通 「関渉」の読み・字形・画数・意味

【関渉】かんしよう(くわんせふ)

そのことにかかわる。〔三国志、魏、公孫淵伝注に引く魏名臣奏〕(弘(そうこう))少(わか)くして學問を好み、く書記にじ、關する多し。口に論すること捷、辯にして俗ならず。

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