閤下(読み)コウカ

デジタル大辞泉 「閤下」の意味・読み・例文・類語

こう‐か〔カフ‐〕【×閤下】

貴人に対する敬称閣下かっか
「―の御事こそ、姫宮の御折にいみじかりしかど」〈栄花・衣の珠〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閤下」の意味・読み・例文・類語

こう‐か カフ‥【閤下】

[1] 〘名〙 (「閤」は閣と同じくたかどので、そのもとにいる人の意から) 貴人に対する尊敬語閣下
※栄花(1028‐92頃)衣の珠「かうかの御事こそ、姫宮の御折りにいみじかりしかど」 〔韓愈‐後十九日復上書〕
[2] 〘代名〙 対称相手を敬って呼びかける語。閣下。
大鏡(12C前)一「『さて、閤下(カフカ)はいかが』といふめれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「閤下」の読み・字形・画数・意味

【閤下】こうか

閣下。

字通「閤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android