デジタル大辞泉 「闊」の意味・読み・例文・類語 かつ【闊】[漢字項目] [音]カツ(クヮツ)(漢) [訓]ひろい1 広くゆとりがある。「闊達・闊歩・闊葉樹/寛闊・広闊」2 間があいている。うとい。「迂闊うかつ・久闊」[名のり]ひろ・ひろし 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「闊」の意味・読み・例文・類語 かつクヮツ【闊・濶・豁】 〘 形容動詞ナリ活用 〙① 広いこと。ひろびろとしていること。[初出の実例]「神逝き魂飛ぶ。人々酔ひを豁にす」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)[その他の文献]〔蔡琰‐胡笳十八拍〕② 心の持ちようが広いこと。寛闊。[初出の実例]「女郎も二品にわかち、気のくゎつなる事、江戸に越(こへ)たり」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「闊」の読み・字形・画数・意味 闊17画 [字音] カツ(クヮツ)[字訓] ひろい[説文解字] [字形] 形声声符は活(かつ)。〔説文〕十二上に「なり」とあり、門が広くて通りやすい意とする。寛・広の意をもち、また、〔詩、風、撃鼓〕「于嗟(ああ)、闊(とほざ)かれり」のようにも用いる。[訓義]1. ひろい、ゆるやか。2. とおる。3. とおい、ゆるい、へだたる、まれ、ひさしい。4. ほしいまま、おごる。[古辞書の訓]〔名義抄〕闊 ヒロシ・チキル・トホシ・ホシイママ・ハルカニ・ヒサシ・サカル・ネムコロナリ 〔字鏡集〕闊 ハルカニ・ヒサシ・ヲロソカ・サカル・ヒラク・ネムコロナリ・チキル・トホシ・ヒロシ・ハタハリ・ワタリ・ハルカナリ[語系]闊khuat、(寛)khuan、曠khuang、また廣(広)kuang、(荒)xuangはともに声義近く、同系の語であろう。[熟語]闊遠▶・闊屋▶・闊岸▶・闊狭▶・闊▶・闊禁▶・闊窄▶・闊袖▶・闊如▶・闊絶▶・闊然▶・闊疎▶・闊▶・闊達▶・闊別▶・闊歩▶・闊漫▶・闊略▶・闊朗▶・闊和▶[下接語]闊・快闊・乖闊・海闊・開闊・隔闊・寛闊・簡闊・眼闊・希闊・久闊・空闊・契闊・谿闊・広闊・曠闊・阻闊・闊・疎闊・天闊・平闊・野闊・離闊・遼闊 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報