デジタル大辞泉 「快闊」の意味・読み・例文・類語 かい‐かつ〔クワイクワツ〕【快×闊/快×豁】 [形動][文][ナリ]1 「開豁かいかつ1」に同じ。「此場所は如何いかにも静で且つ―で」〈独歩・運命論者〉2 「開豁2」に同じ。「達雄は眉を動かして―らしく笑った」〈藤村・家〉3 「快活かいかつ」に同じ。「顔に生気を漲みなぎらして―に表へ出た」〈漱石・彼岸過迄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「快闊」の意味・読み・例文・類語 かい‐かつクヮイクヮツ【快闊・快豁】 〘 形容動詞ナリ活用 〙① 風景などがひろびろと開けているさま。開豁(かいかつ)。[初出の実例]「是を以て府中の眺望甚だ快豁なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)② 気質がさっぱりとしていて物事にこだわらず、度量の広いさま。こせこせしないさま。開豁(かいかつ)。[初出の実例]「斯る快濶なる人物の手前、直に受納せんは流石(さすが)にて」(出典:浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例